ペットの看取りを穏やかに迎えるために

家族の一員だったペットたちにもやがてその時は訪れます。
それに例外はありません。
それ故に今という共に過ごす時間、空間を大切にし、
後悔のない飼養に努めてあげて下さい。

もし愛するペットちゃんが亡くなったら?

まずご家族だけでゆっくり悲しむことです。落ち着いたらペット葬儀社への連絡を行いましょう。予約がすぐに取れないときもあります。その場合の安置方法はドライアイスが理想ですが、入手が困難な場合はアイスノンのような家庭用の保冷剤などで代用できます。腐敗の早い頭とお腹を中心に冷却。心配な方は葬儀社により無料で霊安室預かりサービスがあるのでそこを利用するのも一つでしょう。

亡くなると何か変化が起きるのでしょうか?

亡くなって約2~3時間後(個体差により変動)より身体が硬直してきます。体液や排泄物等も出てくることもあります。
自然な現象ですので冷静に対処して下さい。

火葬のタイミングは人と同じく
最低24時間後を勧めています。

人間の場合は法律により死後24時間は火葬出来ません。家族の一員として、一緒に過ごしてきたペットですから同じようにしてあげることをお勧めします。

死亡後必要な手続きは?

ワンちゃんの場合、法律(狂犬予防法)により市町役場の登録が義務付けられていますから、死亡後30日以内に登録抹消の手続きを行ってください。また最近ペット保険に加入されている方も増えています。保険会社により、亡くなった際には火葬証明書や火葬・葬儀の領収書が必要な場合がありますので事前に確認をしておいて下さい。

深刻なペットロスにならないために

日常の接し方から、ペットロスの予防を意識してみましょう。

ペットは人間より短命という事を理解する

ペットを可愛がるあまり、無意識のうちに人間同様、長く生きると思い込んでしまう方が増えています。ペットは人間に比べ、「日常的に危険が多いこと(交通事故、感染症など)」、「年齢の進むスピードが早いこと」なども理解すべきでしょう。死を理解することは、生きている間に精一杯の飼育、後悔のない飼育につながります。

ペットに依存し過ぎない、擬人化しない

ペットの死後、深刻なペットロスを招かないためにも、日頃から飼い主とペットという正しい関係を築き、愛情が過剰な依存にならないよう、ペットと適度な心の距離を取る意識を持つことをおすすめします。

ペット仲間を作っておく

ペットが元気なうちに「ペット仲間」を作れるといいですね。ペットが亡くなった時、悼んでくれたり、共感して話しを聞いてくれたり大きな癒やしに繋がります。もちろん、お仲間のペットが亡くなったときは逆にお話しを聞く番ですよ。ペット協会の集まりやペットサークルに参加したり、近所の散歩している人に話しをかけてみてはいかがでしょう。

ペットロスについての正しい知識を持つ

ペットロスの知識があっても悲しみがなくなるわけではありません。しかし、必要以上にパニックや不安になることは防げます。
誤った情報から身を守り、元気なうちに自分の死生観、動物観、宗教観などを充分に考え、正しい知識を身に付けられるといいですね。

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